パーテーションの種類

 

パーテーションの種類についてですが、基本的にはUNIX機でのパーテーション種別とPC/AT互換機のパーテーションの種類に大別することができます。

 

UNIX機では、物理パーテーション、論理パーテーション(仮想パーテーション)があり、PC/AT互換機のパーテーションでは、基本パーテーション、拡張パーテーション、論理パーテーションとなります。

 

UNIX系のパーテーションの制限についてですが、物理パーテーションでは1ディスクについて7コ(実質6コ)、仮想パーテーションでは、1仮想ディスク(VG)に対して256~1024程度(それぞれのLVMの上限による)となっています。ただし、仮想パーテーションで可能なパーテーション作成総数は、Linuxのディストリビューションで上限が設けられる場合もあります。

 

Linuxが採用しているVERITAS社の互換LVMでは、ソフトウェア的制限が256となっています。Windows系のPC/AT互換機では、ベースとなるIBM機の制限が残っているので、基本パーテーションは、1ディスクに合計4コとなります。

 

ハードディスクの先頭セクタに配置されるマスターブートレコード内のパーテーションテーブルが4コの領域分なのがその理由です。拡張パーテーションでは、1ディスクに1コだけ作成できますが、特殊な基本パーテーションで、ここに直接データを保存することはできず、論理パーテーションを入れるための専用です。しかし、論理パーテーションは、拡張パーテーション内で作成できる総数は制限されていません。